映画メモ 「スポットライト 世紀のスクープ」
難しそう、と敬遠してましたが、すごくワクワクした映画でした。事件もの、というよりも静かに熱いチームもの。映像が惹きつけられるな、と思っていたら、撮影監督は日本人らしい。カズ・ヒロといい、日本人もどんどん世界に出てる。
スタンリー・トゥッチとマーク・ラファロ出てると、間違いない映画。マーク・ラファロ×実際の事件に基づいた話、だと「ゾディアック」と「フォックスキャッチャー」も面白かった。
以下感動した場面のセリフ。
実は、事件に関しての情報は今までも新聞社に寄せられていた。それを大したものとして取り扱わず、見逃していたのは自分たちでは、というシーンで局長が言ったセリフ。
Sometimes it's easy to forget that we spend most of our time stumbling around the dark. Suddenly, a light gets turned on and there's a fair share of blame to go around. I can't speak to what happened before I arrived, but all of you have done some very good reporting here.
(私たちは毎日暗闇の中を手探りで歩いている、ということを忘れがちだ。光が射して、初めて間違いに気づく。以前に何があったかは知らないが、皆よくやってくれた。)
舞台が新聞社なので、使われている言葉も知的な印象。
その他、面白かった表現。
"He is kind of a character." "I like characters."(彼は変人よ)
"He isn't exactly a people person."(不愛想な人)人と上手くやっていく能力、をpeople skillと言ったりする。
"Any idea what's coming down to pike?"(勝算は?)
"I was preyed upon. And I don't mean prayed for, I mean preyed upon."(祈られたのではなく、えじきにされたんだ)
"We can't sanitize this."(話を和らげてはだめ)
"It's my gut." (勘だ)英語圏の人って、身体で直感を感じるんだな、と。
"He wanted to extend the courtesy."(礼儀を示す)
"Mark my words."(いいか、良く聞け)
その他、知らなかった単語、train wreck(電車事故以外にも、迷惑な人、の意味も)、 grammar school(初頭中学校)、 good German(見て見ぬふりをする人)も。
チームで働くって良いな、とか、カフェで人と話せるっていいな、とかしみじみ。